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当社の主張

コンバージョンですか、再構築ですか?

昨今、ダウンサイジング、ライトサイジングと呼ばれている脱メインフレームの動きがにぎやかになっています。メインフレームの維持、運用コストの削減が求められていること。
IBM System i(AS/400)やオープン系といわれるプラットフォームの高性能化によって、これらのプラットフォームで十分に処理可能になっていることなどがこの動きを推し進めています。
この動きの中で一番の問題は、どのようにして、過去の膨大なアプリケーションを新しいプラットフォームに移し変えるかです。この移し変え(レガシーマイグレーションと呼ばれている)は、変換ツールの活用(自動変換できないものは手作業による変更)によって、過去のプログラム群を新しいプラットフォームに適合できるプログラム言語にコンバージョンする方法が一般的です。

過去のプログラムは稼動するOS、TPモニター、DBMSを意識して作られていますので、オンライン部分などは簡単には自動変換はできません。変換ツールを利用するとしてもコンバージョンには長い期間と膨大な費用をかけざるを得ないのが実情です。

しかしながら膨大な時間と費用をかけても、アプリケーションの内容は何一つ変わりませんから利用者であるエンドユーザーは、何のメリットも享受することはありません。またコンバージョンの対象となっているアプリケーションは、20年前、30年前に作られ、時代の要求で手直しをしているとはいえ、過去の様々な制約の下でできており、今後さらに10年、20年の使用に耐えられるものかどうかは極めて疑問です。

私どもはこの機会こそ、従来のアプリケーションを全面的に見直し、再構築する大きなチャンスであると考えます。メインフレーム上でアプリケーションを開発してきた人たちは、ゼロからシステム作りをしてきました。
その後の若い人々は、“システムとは”、“システム部門の役割とは”、“業務のあるべき姿は”といった根源的な問題を考える機会にめぐまれず、ひたすらメンテナンスと続々登場する新しいコンピュータ技術に翻弄されてきています。
2007年問題は、このようなメインフレーム時代に苦労した人々が、システムに具現化された背景や思想、苦労を若い人々に引き継げないままで、続々と引退をしていった後の憂いをあらわしています。

思想や技術の伝承として、伊勢神宮の式年遷宮がコンピュータの世界でも時々引用されています。
昔ながらの建築様式を遷宮という行事を通じて新調するだけでなく、更に装束神宝と呼ばれる様々な装束、祭器も1000点以上新調します。このことが伝統工芸技術の継承と言う役割をになっています。(詳しくは、“日本の技術レベルはなぜ高いのか” 風見 明氏著 PHP研究所刊 をご覧ください)

システム作りも、20年、30年に一度は、旧世代から新世代に思想や考え方を伝え、再構築することにより、次の20年、30年に備える必要があるのではないでしょうか。私どもは、脱メインフレームの動きの中で、まだ団塊の世代が残っているうちに、次の世代とともに新たなシステムを再構築することを提案します。
過去の様々なリソースの制約から作られたアプリケーションをそのままコンバージョンしても、システムに対する考え方や思想を継承することはできません。
式年遷宮は伝統工芸技術の継承のために行われていますが、システム作りではSapiensのような新しい技術が続々登場しており、先人の苦労とは比較にならないほど、容易に再構築することができます。

私どもは、コンバージョンより、再構築こそが将来に向かった最適な方法であることを強く主張します。

(2005/07/29)
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